2017.08住宅
西ヶ原の家
木造密集地域で南側は隣家にびっしり囲われ日照を望めない。北側の道路側のみ視界が開けるため、敢えて北側にリビングと庭を設ける計画とした。庭を挟んだ向かいには施主が所有する築50年の長屋が建つ。リノベーションをして蘇った長屋には娘が居住している。庭は自宅と長屋を結びつける役目も担っている。
屋根は庭に向かって極力低く抑えたので、太陽光が屋根を滑り落ちるように庭へ 差し込む。輝く庭からの間接光を求め、敢えて真北側にリビングいっ ぱいの開口。優しい環境光に満ちたリビングからは、これから青々と茂る 草や色とりどりの花を楽しめるだろう。
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